渡来宏明のビンテージギターよもやま話

ビンテージギターを買ったり売ったりするブログ

ザナンバーワンバンド/もも

これはすごいアルバムだ。
音楽を聴いていて、涙を流しながら転げ回ったのは
このアルバムがはじめてだ。
(もちろん笑いながらだ。)

小林克也さんのセンスは最高である。
「うわさのカムトゥハワイ」
一回目聴いて爆笑し、
二回目聴いて涙を流し、
七回目ぐらいでやっとその歌詞/サウンド
のすごさに気づく曲だ。
時は1982年。これは人力ラップでも
かなり初期のものだと思う。
あまりかくとネタばれするが
広島弁がこんなにカッケエとは思いませんでした。

他にはホンキートンクウィメンの日本語レゲエカバーも
おもしろいがB1の「ブルース だーれ!」が最高。
克也さん得意の「スリク」ネタで要はギターソロを
聴くための曲だが参加メンバーもウケる!
桑田-世良-慶一!!
このありえない食い合わせ!
サザン-ツイスト-ムーンライダースだ!!
桑田は得意のスライドギター、
慶一はアンタわかっとるねという感じの
ストラトのアーム握りっぱなしの
不協和音ふにゃふにゃギター。
特筆すべきは世良で
1959年製ギブソンレスポールゴールドトップの
なんともいえない倍音バリバリのサウンドを奏でていて、
不覚にもカッケエ!と思ってしまいました。
あなどれないぜ!世良のギターソロ!