渡来宏明のビンテージギターよもやま話

ビンテージギターを買ったり売ったりするブログ

elvis costello/accidents (bootleg)

何事にも上り調子の時ってあるだろう?
エルビスコステロ&アトラクションズ1978年英ロンドンラウンドハウスでの録音。
なぜかベースはニックロウ。そのせいかメンバーの張り切りっぷりがすごい。
ピートは完璧なリズムやオカズでボーカルに戦いを挑むし、
ナイーブの電脳キーボードは暴発して狂気のソロを連発するし、
この日だけはコステロもウォッチングザディテクティブズで
そこらのギタリストが逃げ出す様な神懸かりなフィードバック
を聴かせる。
このライブは最初コステロの弾き語り(ストレンジャーインザハウス!)からはじまり、
だんだんナイーブ、ニック、ピートと増えていく構成。
新曲としてオリバーズアーミー、アクシデンツウィルハプンなどを披露する!!
こうして聴くと初期にはくだらない曲が無い。
ルーツに根ざしたなどという曲のツマンナサを言い訳するような曲が無い。

特に
ビート(ピート最高!)
レッドシューズ(この辺から客もノリノリ!ナイーブのコーラス最悪(笑)!)
アリスン(待ってました!というベタな客の反応!)
ミラクルマン(この辺から客が発狂する!バンドもノリ過ぎて表と裏を見失いなかなか曲に入れず!!)
チェルシー(ナイーブの完璧なパンクソロ!)
ミステリーダンス(完全に祭り状態!!)
ウォッチングザディテクティブズ(コステロ一世一代の神ギター!!)
ユービロングトゥミー(祭り続き!)
パンプイットアップ(コステロ全くギター弾けてません!!)
この畳み掛けるラストにむけてのCD面はそれはすごい。
ロックパラストも名演だがそれにタメを張るすごさ
残念ながら音質はそれの10/1くらいだが。
この時このバンドは間違いなく世界一だった。