渡来宏明のビンテージギターよもやま話

ビンテージギターを買ったり売ったりするブログ

ワタさんのアルバムレビュー

さて自分でもアルバムnew album「How to Rock」のレビューをしてみよう。

「友人のふりで」
これは歌詞ののせかたに手ごたえがあって、アルバムをつくろう!ともりあがった曲。
ハムバッカーのギターの使い方に苦心した。重たくドライブする感じがほしかったんです。
このノリにはタンバリンが結構重要。
タイプスリーくらいまであって、エンジニアyoppyさんを酷使した曲のひとつ。

「スノーバニーズ」
これはプラン9とかで有名な映画監督のまぼろしの映画タイトルからとった。
いろんな曲のかきかたをためしているので、タイトルから夢想して作った。
間奏がプログレッシブで気に入ってる。
リズムギターボイシングでピートタウンゼントしてみた。

「イッツアミラクル」
これも重要な曲で、サルーン先輩(このアルバムドラマー)を呼ぶ契機となった曲でもある。
こういうファンキーものはぼくはドラムがたたけないので。
彼は伝えてもいないのにアルバムの勝負曲として、これと「ネバーエンド」を選んでいた。
大アタリ!

「ブルー」
これは悲しいセックスの曲を書きたいなと思って作りました。
ギターソロがいい音でいいな。バーニーのSGカスタム3PU。

「愛は素敵なもの」
完全にコステロマナーの曲。ドラムアレンジもわかってる感じ。
S先輩はバイテンのとこでテレながらハイハットワークをキメていた。
やりすぎ感でエヘって感じだったのかな。

「ロックンロール電波」
これはtreeberrysのライブでもやったことがある。
しかし直後にあえなくバンドがクラッキンアップ。
曲に罪はないので、サルベージした。
間奏のきちんと爆発とエロキューションがあって、気に入ってる。

「あんなの愛しあったのに」
コード進行でがんばっている。こういう自分内努力の曲はいれとかないと!
ギターソロがあんまりよくないな。

「僕は名優」
これは録音がよい。よくある感じで、力はいってない曲が、一番演奏よかったりするパラドクス。
(ここではラバーソウルのワードとか、ワットゴーズオンを思い浮かべてほしい)
歌詞は小説「くたばれハリウッド」の世界を自分なりに再構築。
高校の同級生の笹岡君がイントロ以外のキーボードで参加。

「美しいぼくの彼女」
これはとある理由で歌詞が印刷できなかったので、ここに書いとく。
だけど歌詞のレベルはワーストワンかな。
ギターソロが超むずかしくて、白目むいて弾いた。
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愛想つかし君は
しらじらしい嘘を
また三度また四度いうよ
わかってても離れられないこのツラサ

100万人に1人のボディ
完璧に揺れて
僕のことをしばりつける
こんなんだったらもっと
わかりやすい痛みの方が
まだマシ まだマシ

愛を降らす君は
世界を股にかけ
また今度 また今度 いうよ
わかってても離れられないこのツラサ

最新の言葉に
甘くくゆらすその煙
魅惑のスマイルで

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ネイキッドガール」
これもtreeberrysのときからあった。
まんまアトラクションズみたいなアレンジがもとのもの。
これはS先輩がいなければ、こんなによくならなかったです。
あと、アルバムに一曲はギターソロを乱れ弾くことを常としてるので、
フェイドアウトをやめて、この曲にハメテみた。

「31」
これはアルバムの中でほぼ唯一歌詞がシリアスで、気に入ってる。
とにかく「てにおは」ではじまる歌詞は僕はきいたことがない。
メリメ君のギターが曲の世界をひろげてくれた。
なんとなくスタージェッツっぽい曲。

「恋はネバーエンド」
これは勝負曲ですよ。破滅的なギターと、きれいなコーラスという相反するものが
あわさった時に、僕は一番ロックを感じる。
モビーグレイプ、ムーブ、ナッズ、、、、先輩方の意思を継いでる!
そして、いどんでるアレンジで、曲はホーリーな感じ。
YOPPYさんのマジカルミックスで、本当にできたときは柄にもなく
「カッコイイ!」と叫んでしまったよ。
何べんもフィードバックギターを織り込んで、作成中は入り込みすぎてコワイくらいだった。
最後のギターもノー編集であんなにうまくできるなんて!
あきらかにミューズが味方した曲。